今週末は、おうちで海外のアートブックフェア、覗いてみない?
こんにちは、Rinoです。
バーチャルアートブックフェア(Printed Matter’s Virtual Art Book Fair)、略してPMVABFをご存じでしょうか?
1976年にニューヨーク市のトライベッカで設立された、アーティスト本の普及等を専門とする非営利団体、Printed Matter, Inc.が主催する国際アートブックフェアです。
このアートブックフェアは毎年、ロサンゼルスとニューヨークで開催されており、本来なら大規模な対面式の販売イベントが行われているはずなのですが……
今回はコロナ禍の影響からか、2021年2月25日から28日まで、オンラインで開催されています。私は2019年9月に開催されたこのイベントに遊びに行ってすっかりファンになってしまったのですが、今年はオンライン開催。悲しいことかもしれないけど、「日本に居ながら参加できるじゃん。むしろラッキーじゃん」とちょっと嬉しくなりました。(不謹慎)


実際にサイトに飛んでみましょう。Exhibitorsのページに行くと、カテゴリーごとや国別で出展者のページを探すことができます。400名以上の出展者、43か国のパブリッシャーやアーティスト達が参加しているんですね。Zineやアート本、貴重な絶版本を探すことができます。
私の探検の仕方
Photo BookやZine、illustration、Graphic Designのカテゴリーで絞って、目に付いたサムネを片っ端からクリックしていきます。
……もう、各出版社、作家ごとに個性が爆発しているページをただ見ているだけで面白い!
感性がバシバシ刺激されます。
日本ではもしかしたらニッチなのかもしれないけど、一般的な書店ではまず見られないカオスな世界が広がっているのです。
基本的に英語なので、全ての内容がわかるわけじゃないんだけど、その混沌とした、好きなものや自分の興味を自由に表現している空気感がたまらないのです。特に、利益を追求したりベストセラーになるような本の作り方とはまた違う、ただ自分の主張や視点、感性が詰まった本作りをしているアーティストが面白い。
それって、表現したいっていう強いエネルギー以外の何物でもない気がして圧倒されてしまうのです。
表現方法も豊かで(例えば本の表紙がぬいぐるみみたいになっていたり)デザインの勉強にもなります。本の形はこうあるべき、という概念をぶっ壊してくれます。本に限らず、Tシャツやちょっとした雑貨を売ってるのも楽しい。
メニューの所にあるサイコロのマークをクリックすると、ランダム(おそらく)にページが表示されるみたいなので、偶然の出会いを楽しむのも良いと思います。
今回は、気になった商品を何点か注文しました。クレジットカードやペイパルで日本からでも買うことができました。ただ、送料のページでエラーになって買えなかったお店もありましたが……(涙)
商品が到着するのは時間がかかりそうですが、楽しみです。届いたら、記事か動画で、また記録できればなと思います。アートブックやイラスト、デザインに興味のある方は是非覗いてみてはいかがでしょうか?
英語ができる人はより楽しめると思うし、出来なくても見ているだけで楽しかったりします。
では、また。
Rino