こんにちは、Rinoです。
早くも年末、2023年ももうすぐ終わりですね。
年末年始といえば、年賀状。
毎年作ってないくせに、今年は急に作ってみることにしました。
なぜなら、リソグラフがやりたかったから……!
11月に東京アートブックフェアでたくさんの印刷物を見て、なかでもやっぱりリソグラフっていいな〜、仕上がりが可愛いな〜と思ったのが一番のきっかけです。
もちろん、年賀状を作る目的として、お取引先様へのお礼とご挨拶(&思い出してもらう努力をしたくて)というのが大前提ですが。
でも、そこでリソグラフを選んだのは、やっぱり「面白そうな表現を試したい」と思ったから。
この記事では、リソグラフってどんな印刷方法?何が魅力なの?といった点をご紹介できればと思います。
ちょっとアナログで、レトロで奥が深い印刷の世界を、ぜひ覗いてみてください。
リソグラフって?
リソグラフ印刷を一言で説明すると、「印刷機で行う版画」のようなイメージだと思います。
色ごとに版を作って、それを重ねることで一つの作品が出来上がる感じ。
リソグラフ(印刷機の名前です)は、版に小さな孔(あな)を開けて、そこからインクを用紙に押し出す「デジタル孔版印刷」と呼ばれるもので、1980年に理想科学工業から誕生しました。
企業や学校など様々な場所で使われているリソグラフですが、そのレトロで味わい深い仕上がりが、日本のみならず海外のアーティストにも支持され、アートピースやアートブック、zineの印刷などに使用されています。
リソの魅力は色々あるんですが、個人的には「仕上がりにあたたかさを感じる」ところだと思っています。
現代の印刷機で生産された印刷物は便利で綺麗な反面、ちょっと完璧すぎる……。
リソは、もう少し気まぐれです。
版ズレしたり、かすれたり……同じデータで刷っているのに、一枚一枚仕上がりが微妙に違ったりします。
コントロールし切れない、偶然の仕上がりが面白い。
インクも蛍光色やゴールドなどの特色インクなので、レトロなおもちゃみたいで何とも言えない可愛さがあります。
版画のように色を重ねるので、混色具合で何通りもの色彩のバリエーションが生まれるのも楽しい。色々試したくなっちゃう。
色ごとに版分けしたデータを作らないといけないので少し面倒だけど、遊び心があってお茶目な印刷だな〜と思います。
そういう「遊び代(しろ)」みたいなものが、他の印刷方法にはない魅力です。
原宿のリソスタジオ、STUDIO LE MONDE
リソグラフを扱っているスタジオはたくさんありますが、今回は今年9月に原宿でオープンした、STUDIO LE MONDE(スタジオルモンド)さんにお願いしてみることにしました。
明治神宮前駅から徒歩数分のマンションの一室にあり、アクセス抜群。
裁断機や作業台まで完備しています。
素敵なイラストレーターさんが作った印刷見本がたくさん見れるのも嬉しい!
まずは、紙選びからスタート。様々な種類の紙から選べるのも楽しいところ。
私はアラベールホワイトという、白なんだけど白すぎない画用紙のような紙にしました。
やっぱりあたたかみ重視。
オペレーターさんに製版してもらい、インクの色を選んで、印刷開始です。
インクは4色、ピンク、水色、黒、金にしました。今まで2色刷りまではやったことがあるのですが、4色は初めて。
どんな風に仕上がるか、わくわくしますね。
刷る順番はオペレーターさんにお任せ。
というか、印刷に関しては全てオペレーターさんにお任せ。
さすが、上手いことやってくださいます……!
4色が重なった状態で印刷機から出てくる瞬間が1番感動しました。
良かった、いい感じ……!
納得できる仕上がりのために
ちなみに今回のデザインのこだわりは、この朝焼けの空の色。
水色とピンクの濃度を調整して、重ねた時にいい感じの紫になるよう試行錯誤しました。
かっこよさと可愛さを両立させたかったので、周りを黒で締めることでピンクや水色の可愛さを緩和しています。
結果的に、とても満足のいく仕上がりになりました……!
印刷物だけど、絶妙に手作り感もある気がする。
スタジオルモンドさん、ありがとうございました!
完成した年賀状は一つひとつ宛名とメッセージを書いてポストに投函させて頂きました。
届いた方は、ぜひ貰って頂けると嬉しいです。
リソグラフ、まだまだ試せることがたくさんあって奥が深いので、またやりたいですね。
皆さまもぜひ、印刷物を作る際はリソグラフをお試しください。
では、また。